KYBの2019年3月期第2四半期決算短信が本日公表されました。

先の日経でプレスされていた最終赤字100億円については、決算ベースでは親会社の所有者に帰属する四半期利益(いわゆる、当期純利益)が△120億円ということで、20億円程度の赤字拡大となりました(営業利益については、△113億円)。

今回のダンパー不正に伴い、製品保証引当金を追加で144億円計上しておりますが、これは現時点で信頼性のある見積りが可能な費用についてのみの計上となっております。
その理由としましては、「所有者様、居住者様、建設会社様等、多くの方が関係される都合上、関係者の皆様との十分な意見交換や調整を行うことが必要であり、費用の見積りを行う方策を検討しているものの、現時点においては、その費用の信頼性のある見積りを行うことが可能な状況に至っていない」との記載です。

但し、同時公表されております、2019年3月期の決算見込みについては、営業利益、親会社の所有者に帰属する当期利益が、それぞれ7億円、△23億円ということで、第2四半期からは利益が改善する予想を出しております。
この辺りは、どこまで今回の不正の影響を織り込んでいるかが分かりませんので、あまり当てには出来ないとは思いますが。。。

詳細は下記のURLよりご参照ください。
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120181106430937.pdf