日本テレビの報道によりますと、総務省は各種ポイントカードをマイナンバーカードへの一本化を検討開始することにしたようです。

カードを発行している企業や団体を結ぶシステムを立ち上げ、各種ポイントカードや銀行、図書館、商店街などのカードをマイナンバーカードに一本化しようというもので、来年春以降の実現を目指すとのことです。

ポイントカードが一本化されるということは、利用者側からするとマイナンバーカードさえ持っていれば、当該システムに連携する企業から発行されるポイントを漏れなく取得することが出来ますので、非常に良いですね。
しかし、マイナンバーカードには決済機能は有しておりませんので、カード決済をする場合には、結局、提携企業が発行するカードが必要になりますね。
しかも、銀行カードも一本化するというのは、国税による納税者の口座預金管理への第一歩になりますので、やはり、マイナンバーカードの普及化は進まないかと思います。

なお、総務省では、「磁気カードからICチップ入りカードに移すための莫大な投資を行わずに済む」という、メリットが企業側にあることを強調しているようですが、マイナンバーカードの普及が進まなければ、結局、この計画自体が頓挫するように思います。普及には、納税者側に相当なメリットを享受させるか、そうでなければ、完全義務化してしまうかでしょうか。反発は必死ですが。。。。